mol-74 -mol-74- レビュー
収録曲
- ノーベル
- エイプリル
- %
- フローイング
- アルカレミア
- 赤い頬
- 瞼
- 待ちわびた音色
- あいことば
- hazel +
- Saisei
- Morning is Coming
冬から初春にかけての匂い
mol-74はmol-74のセルフタイトルアルバムです。mol-74はミニアルバムを過去に複数枚リリースしていたのですが、満を持してのフルアルバムが発売となりました。
内容としてはミニアルバムに収録されていた代表曲も網羅されているようで、ミニアルバム未聴の私にとっては非常に喜ばしいことこの上ありません。
一聴して感じたのは冬からまだ肌寒い初春にかけての匂いです。おそらくバンドが持ち味として持つ繊細なアレンジや歌詞の端々からそう感じられるのだと思います。
全体の曲調を言葉で表すならば、ファルセットを多用するボーカルが、ポストロックやループミュージックのニュアンスが感じられる繊細な演奏に乗っかっている、というような感じでしょうか。空間の広がりを感じさせる音の使い方も上手い印象です。
ボーカルの声そのものもどこかあどけない少年性が強く残っており、繊細な演奏にマッチしています。
まとめ
mol-74はmol-74の代表曲を網羅しており、繊細な楽曲がこれでもかと詰まった良盤。mol-74を聴き始めるならまずここからどうぞ。