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plenty -plenty- レビュー

収録曲

plenty

plenty

 
  1. はじまりの吟
  2. 普通の生活
  3. 待ち合わせの途中
  4. 人との距離のはかりかた
  5. おりこうさん
  6. 人間そっくり
  7. 空が笑ってる
  8. スローモーションピクチャー
  9. あいという
  10. 砂のよう
  11. 風の吹く町
  12. 蒼き日々

突き抜ける蒼さ

plentyはplentyのセルフタイトルアルバムで、バンドとしては初のフルアルバムになります。

plentyはシンプルな3ピースバンドで、その中心にあるのはギターボーカル江沼さんの歌です。その声は非常に伸びやかでどこか中性的な雰囲気を感じさせます。

歌が中心にあるといったように、一聴して気づくのは歌詞の強度です。何度も推敲を重ねて書き上げられたかのような、人間の内面を深く抉るような歌詞が目白押しとなっています。

演奏面は3ピースということもありシンプルな楽曲が多いですが、決してボーカルの添え物では終わらない力強さを感じさせます。

優しい曲調で他人との関係性の憂いとよろこびを歌った人との距離のはかりかた、アコースティックギターの優しい響きに乗せて人の和の儚さを歌う空が笑ってる、という穏やかな側面を見せる一方で、激しくギターがかき鳴らされる待ち合わせの途中、砂のようなど若さゆえの鬱屈した感情を感じさせる曲も存在しています。

また、スローモーションピクチャー、あいというといった美しいスローバラードも存在しており、若いながらも懐の深さを感じさせます。

彼らの楽曲から共通して感じられるのは、若さゆえの蒼さからくる感情に対して愚直に向き合って楽曲が生み出されているのだなということです。

変に大人ぶらず、その時その時の自分の気持ちに正直な感情を歌っているからこそ、ここまで歌が響くアルバムになっているのだと思います。


plenty 「蒼き日々」

 

まとめ

plenty(アルバム)はplentyの魅力がこれでもかと詰まった密度の濃い一枚。若さゆえの蒼さを取り戻したいあなたにもおすすめ。